<TPP妥結>米国、日本製機械・車部品の関税撤廃…韓国の輸出に暗雲
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.07 08:38
環太平洋経済連携協定(TPP)の妥結は韓国企業には歓迎できることでない。韓国が世界1、2位の経済国である米国・中国との自由貿易協定(FTA)締結を通じて築いてきた比較優位が一気に薄れるからだ。韓国がTPPに参加しなければ、自動車と電気・電子は影響が少ないものの、機械・自動車部品業種などは相当な打撃を受ける見込みだ。
産業界と証券業界は6日、日本やベトナムとの輸出競争が激しく、国内生産比率が大きい業種であるほどTPPの被害が大きいと予想した。競争国の輸出品に関税が課せられなければ競争国の企業の価格競争力は高まり、相対的に韓国企業の価格競争力は低下する。このため国内生産および海外輸出比率が相対的に高く、日本企業との競争が激しい自動車部品業種が大きな打撃を受けると予想された。TPP妥結で米国は日本製自動車部品の最大82%に対し、2.5%の輸入関税を廃止することにした。