皇帝服を着た高宗…110年前の写真発掘=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.10.06 08:36
韓国の写真家が撮った大韓帝国の高宗(コジョン)皇帝の写真の中で、最も早い時期の全身の肖像が見つかった。国外所在文化財財団(アン・フィジュン理事長)は韓国の近代書画家であり写真家であるキム・キュジン(1868~1933)が1905年、慶運宮〔キョンウングン、現徳寿宮(トクスグン)〕で撮影した皇帝服飾姿の高宗皇帝の写真1点を米国のニューアーク博物館で発見したと5日発表した。
現在伝わっている高宗の肖像写真は、ほとんどが日本人や西洋人が手がけたものであるのに比べ、この写真の一角には光武9年(1905)慶運宮で撮影した大韓帝国皇帝の肖像でありキム・キュジンが撮ったことが印刷されていて史跡価値が高い。白黒写真だが高宗が着ていた皇帝の服飾であるファンリョンンポは黄色で翼善冠(イクサングァン)は紫色で部分的に彩られたオリジナルプリントなので貴重な資料だ。