【コラム】ヘル朝鮮と地獄火半島をどうするつもりなのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.30 13:14
サイバー空間に「ヘル朝鮮(ヘルチョソン)」(Hell・地獄+朝鮮)と「地獄火半島(チオクプルバンド)」(地獄火+韓半島)という刺激的な新造語が出回っている。「土の箸とスプーン」を咥えて生まれた若者は10代で入試、20代で就職、30代では住居・結婚戦争を体験する。地団駄を踏んでも「ルーザー(敗者)」の境遇と貧困の相続から抜け出すことはできない。「ヘル朝鮮」症候群は経済的弱者の痛みをただ「『ノオリョク(到底無理なことに対して求められる努力、努力:ノリョク)』が足りないから」と冷遇する不通の現実に対する揶揄であり集団反乱だ。
成長の速度が遅まり、富の循環に障害が生じた。全地球的な現象だ。金持ちの財布に入ったお金はなかなか貧しい人に流れない。肝心のお金を使わなければならない多数はすっからかんで、企業は物が売れずに慢性的不況だと叫んでいる。資本主義システムが大きく故障して弱者は悲鳴をあげている。