【社説】「魅力コリア」、未来繁栄の原形質だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.24 17:12
中央日報がこれまで5回にわたり連載した「魅力コリアリポート」は、韓国が繁栄のために追求すべき未来戦略を提示した。開放と寛容、多様性を基に魅力的な韓国をつくって全世界の人材と資本を引き込もうという提案だ。
中央日報と慶煕(キョンヒ)大学はビッグデータ4872万件余りと一般市民・専門家・大学生、韓国をよく知る外国大使や海外の学者ら4500人余りの意見を集約して韓国の魅力度を一層強化する方法を調べてみた。その結果、回答者の多数が開放的な姿勢と多文化的な感受性を注文した。韓国社会が一段階飛躍するならば「それぞれ異なる」ことを受け入れる寛容精神で優れた外国人材と質の良い資本を引き込まなければならないということだ。このために国家レベルでさらに積極的な包容政策を展開しなければならず、韓国社会が国内に入ってきた外国企業や外国人材に親和的な社会・経済・文化環境をつくることも重要だ。人種的偏見、ほかのアジア人に対する優越意識や差別も多様な人材確保のために克服しなければならない課題だ。
私たちはすでに1000年前の高麗時代に開京の関門である碧瀾渡(ピョンナンド)にアラビア商人まで訪れるほど開放と多文化のDNAを持っている。「コレア」という名前も当時の活発な交流のおかげで国際社会に知れ渡った。高麗人はこのようにして流入した海外の文物に自分たちの精神と手を加えて高麗青磁・八万大蔵経・金属活字・韓紙・螺鈿漆器・高麗仏画などの新しい名品文化を再創造した。今こそ1000年前にアジアを席巻した高麗人の多様性と創意性を生き返らせて、魅力的な「大韓民国」ブランドを新たにしなければならない。