【コラム】整形手術と儒教伝統=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.24 15:38
この頃、江南区新沙洞(カンナムグ・シンサドン)や狎鴎亭洞(アプクジョンドン)の地下鉄の駅に1人娘を連れていくと決まり悪くなる。まだ幼く感受性の強い娘と一緒に歩いていると自然に出会うことになる数多くの整形外科広告のためだ。広告看板ごとに性的メッセージが濃縮された女性たちのポーズが並んでいる。女性が成功するには肉体的に美しくなければならず、そのように見えるためには容姿から変えなければならないという考えが、若い頃から女性の精神世界を荒廃化させている。本当に心配に違いない。
しかし問題はここで終わらない。誰が見ても韓国はますます女性の躍進が目立っている国だ。企業の最高経営責任者(CEO)から中間管理職に至るまで、女性たちの輝かしい活躍を見てほしい。しかも女性大統領まで出てきた国が韓国ではないのか。こういう現象は今後、さらに加速化するだろう。しかし万一このような女性たちが、知識が豊富で能動的な社会構成員になるよりも容貌至上主義のくびきにとらわれているならば、韓国社会が払わなければならない代償は途方もないものだろう。