<魅力コリアレポ>(4)分断国家の逆発想…韓国が平和を叫べば説得力(上)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.22 13:53
ソウル西小門(ソソムン)市立美術館本館1階には独特なピアノが1台ある。細い絃の代わりに鉄条網を使って音を出す「統一ピアノ」だ。18日にここで会ったイ・ギョンミさん(24)は「洗練された音でなく不協和音だが、分断の痛みを抱えた旋律という印象を与える」と話した。このピアノでは「我らの願いは統一」「故郷の春」などの曲が主に演奏される。美術館のイ・ジュヨンさんは「南北の分断状況を表現している」と説明した。
分断は過去70年間、韓国人の生活の中に暗い影を落としてきた。外国人にも同じだ。サイバー外交使節団バンク(VANK)はホームページを通じて12カ国・約6000人を対象に「韓国から真っ先に思い浮かぶ言葉」を尋ねた。最も多かったのは「分断国家」(39%)だった。キムチ(18%)、電子製品(12%)、北朝鮮核問題(6%)、韓流(4%)など上位4つを合わせた数値と同じほどだ。