「安倍首相、平和の権利を侵害」…大規模な違憲訴訟
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.21 11:13
安倍政権が違憲論争と国民の反発を無視して19日、参議院で安保法案を強行処理し、波紋が広がっている。全国各地で抗議デモが続き、憲法学者は違憲確認訴訟を準備中だ。野党は来年7月の参議院選挙を控え、「反安倍」連帯を拡大する案を講じている。
東京千代田区の国会議事堂の前では19日午後、約300人が抗議デモを行った。参加者は「平和を求める粘り強い闘争を続けよう」 「黙っていれば私たちの考えは伝わらない。子どもと孫にも話そう」と決意を固めた。会社員の橋本隆さん(50)は「むしろ今日、声を高めることが重要だと思って集会に参加した」とし「法は通過したが、今からが本当に戦い」と強調した。
この日、京都では高校生団体「京都民主主義学校(School Of Democracy In Kyoto)が抗議デモを主導した。高校生約30人と市民ら約700人が都心を行進し、安保法の廃止を求めた。学生はラップ調で「強行採決むかつく」などと叫んだ。名古屋でも約60人が安倍政権の退陣を要求してデモを行った。69歳の男性は「法案が成立したからといってデモに参加しなければ、今まで主張した反対の意味が弱まる」と語った。朝日新聞は20日付の社説で「日本が戦後70年をかけて積み上げてきた理念も規範も脱ぎ捨て裸となった、むき出しの権力の姿」と非難した。