韓国人の原爆被害者3人、日本相手に訴訟…日本最高裁「治療費全額支給」判決
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.09 09:28
日本政府が海外に住む原爆被害者にも治療費の全額支給を命じる確定判決が、日本で初めて出てきた。日本の最高裁判所第3部(岡部喜代子裁判長)は8日、韓国人の原爆被害者イ・ホンヒョンさん(69)と被爆者遺族2人が日本に住んでいないという理由で医療費を全額支給しないのは不当だとして大阪府を相手に起こした訴訟で、治療費の全額支給を命じる判決を出した。
海外居住の原爆被害者に日本の「原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律(被爆者援護法)」により医療費全額を支給するようにした最高裁判所の判決は今回が初めてだ。今回の判決は、現在、広島・福岡高等裁判所で係留中の同じ内容の訴訟にも影響を与える見通しだ。