人民元切り下げで日本が再度の金融緩和か…韓国の輸出、一難去ってまた一難(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.09.07 11:24
「輸出」の1輪だけで危なっかしく走ってきた韓国経済がふらついている。産業通商資源部が発表した「8月の輸出入動向」によると、先月の韓国の輸出は393億ドルで前年同月より14.7%減少した。減少幅は2009年8月の20.9%以降で最も大きかった。内需沈滞を相殺しながらどうにか持ち堪えてきた輸出に赤信号が灯った背景のひとつは激しく広がる世界的な為替相場戦争だ。特に北東アジア3カ国が追いつ追われつの為替相場戦争は激しい。すでに日本に続き中国まで通貨価値を落として輸出競争力を確保しようとする戦略を展開している。人民元と円の下落が引き起こす「近隣窮乏化被害」は韓国の貿易帳簿にそのままマイナスとして現れている。中国と日本の自国貨幤切り下げは韓国にどれだけ深刻な威嚇だろうか。これらの隙間で韓国はどのような対策を立てなければならないだろうか。
中国の中央銀行である人民銀行は先月11日、人民元の基準相場を前日より1.86%引き下げた1ドル=6.2298元と告示した。1994年以降で最大の下げ幅だった。人民銀行は12日にも人民元告示交換率を1ドル=6.3306元と告示した。人民元価値をさらに1.62%低くした。2日間で人民元は3.48%落ちた。世界では大騷ぎとなった。人為的な人民元価値調整に対する反発だった。