【コラム】日本の謝罪もしっかり「知ってこそ」受けられる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.04 10:13
「マザー、ファーザー、ジェントルマン」を叫ぶPSY(サイ)の歌が大韓民国を覆い尽くしていた2年前、もう1人のジェントルマンが話題になった。靖国神社を知っているかとの記者の質問に「紳士(ジェントルマン、韓国語で「神社(シンサ)」と同じ発音)」と答えた韓国の青少年、別名「靖国ジェントルマン」のことだ。インターネットユーザーはこの青少年の歴史認識実態が深刻な水準だとして茫然自失した。「どうして靖国神社を知らないのか」「記者が学生と交渉してコメントを書いたようだ」と言って舌打ちしていた私と同じ年代の仲間に、靖国神社からもう一歩踏み込んだ質問をしてみる。
東条英機は誰か。
日本の軍国主義者で、真珠湾攻撃を敢行して太平洋戦争を起こした人物だ。最も悪質なA級戦争犯罪者なのに、安重根義士が狙撃した伊藤博文よりも認知度がはるかに低い。素直に白状すると、実は私も知らなかった。徳川家康や豊臣秀吉等等、知っている日本人の名前を全て思い出しても東条英機は馴染みが薄かった。私だけが知らないのかと思って周りの知人に尋ねると10人に9人が誰かと問い直した。