【コラム】韓国・日本、それぞれ異なる創造経済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.28 16:06
「ただの『ベンチャー』ではなく『イノベーションベンチャー』だ。単に創業の数を増やすのではなく、日本経済社会と産業構造にビッグインパクトを与える『革新的先端ベンチャー』だ」。安倍内閣が「Japan is BACK」というサブタイトルをつけた日本再興戦略2015年改訂版で投じた言葉だ。いわゆる「ベンチャー創造の好循環」。注目されるのはその傍点が「大学」に打たれたことだ。ベンチャー創出のための「特定研究大学」「卓越大学院」など全く異なる類型の大学・大学院の導入がまさにそれだ。
特定研究大学は政府が握った権力を国立大学に委譲するのが核心だ。優秀な国立大学に経営権と収益事業権を果敢に移すということだ。何よりも照準点が明確だ。大学が企業にとって魅力的な投資対象となってこそベンチャー創造が可能と考えたのだ。大学は大学でグローバル競争力を高めることができるという計算だ。
◆大学に賭ける日本