【時論】韓半島の緊張緩和と中国戦勝節行事(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.27 10:36
飛行機から眺めた北京の空は予想外に澄んでいた。中国政府が戦勝節行事のために工場の稼働まで中断した結果だ。韓中国交正常化23周年(8月24日)を迎え、韓半島(朝鮮半島)の緊張がピークに達した状況で、21世紀韓中交流協会(会長キム・ハンギュ)代表団と面談した中国高官らはこのように述べた。「積極的で建設的な多くの努力をした。実務陣が動いている」。中国が北朝鮮の挑発を強く抑止することを要請したことに対する返答だった。平壌(ピョンヤン)の中国大使館とニューヨークチャネルが動いているとさらっと話したりもした。おそらく北朝鮮の挑発後、瀋陽軍司令部のタンク兵力が延辺から真昼に移動したのも無言の対北朝鮮圧力だったのだろう。
過去の中国の指導者らは「韓半島の平和と安定に役立つことなら何でもし、役立たないことなら何もしない」と述べた。中国が今回の事態で「有所作為(為すべきことをする)」に立場を変更したのは「9・3戦勝節」行事のためだ。北京の街のあちこちには「中華大団結万歳」という垂れ幕が設置されている。中国は天安門広場で世界30余カ国の首脳を迎える盛大な祭りを準備中だ。祭りの準備中に隣の家で騒ぎが起きることは絶対に許されない。韓半島の砲声は1年間準備した閲兵式行事を台なしにすることも考えられる。