<南北高官接触妥結>金正恩、目標達成のため一歩後退
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.26 11:21
22-25日の南北高官接触は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の対南交渉デビュー舞台だった。高官接触にまで引っ張ってくるのに従来の「瀬戸際」戦術や「決着」戦略をそのまま適用した。軍事的な挑発を起こした後、「南朝鮮のねつ造」と白を切って緊張を高めた後、対話を提案した。しかし実際に会談テーブルに座ると違った。「対北朝鮮拡声器を消す」という一つの目標を達成するためにカードを伏せたり相手に一歩譲る姿も見せた。
慶南大の金根植(キム・グンシク)教授(北朝鮮学)は「今回の協議の観戦ポイントは金正恩式交渉スタイル」とし「強硬な姿を見せながらも必要なら決定的な局面に譲歩する目標指向的な姿を表した」と評価した。東国大の高有煥(コ・ユファン)教授(北朝鮮学)も「予測不可というイメージが支配的だった金第1書記が今回は戦略を持って目標を成就しようとした」と述べた。