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アジア通貨、一斉に急落…「中国発9月金融危機」現実化するか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.25 16:29
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全世界の金融市場が、中国を震源地にした台風のうずに巻き込まれている。中国の人民元の切り下げに触発されたグローバル金融市場の混乱が、米国の基準金利引き上げの兆しと絡み合って1997年に発生したアジア通貨危機の経路をたどりつつあるという懸念が大きくなっている。

◆中国発の通貨危機、アジア強打

 
24日アジア外国為替市場でインドネシアルピア通貨は0.61%下落し、1ドル=1万4030ルピアまで進んだ。1998年以後で最低値だ。中国証券市場の暴落と景気鈍化の懸念が安全通話であるドル高を誘発しながら対外変数に脆弱な東南アジア諸国の外国為替市場がパニック状態に追い込まれているという分析だ。ブルームバーグ通信は今月初めに電撃的に断行された人民元の切り下げがアジア通貨危機につながった1994年と似た状況に展開していると分析した。21年前の1994年1月、中国は輸出拡大と景気回復を理由に人民元を1ドル=5.8元から8.7元に33%切り下げた。

これと絡み合って米国に資金が押し寄せながら証券市場バブルの懸念が提起されると米国中央準備制度理事会(FRB)は1994年2月に年3%だった基準金利を1年後の1995年2月まで2倍水準の年6%に引き上げた。

米国の予告なき金利引き上げは、世界の金融市場を衝撃的に追い詰めて隣接国のメキシコと南米の経済大国アルゼンチンを国家破産状態に陥れた。さらにタイのバーツやフィリピンのペソなど東南アジア通貨が急落しながら1997年のアジア通貨危機につながった。

ブルームバーグは今月初め中国政府の3回にわたる電撃的な人民元切り下げと原材料の輸入減少が新興国の通貨急落につながりながら21年前と似たような状況が展開していると指摘した。

外国為替当局のある関係者は「今後1カ月以内に経済条件が脆弱な東南アジア諸国1、2カ所で通貨危機が起きる可能性がある」と話した。


アジア通貨、一斉に急落…「中国発9月金融危機」現実化するか(2)

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