韓国株式含めた米国ETFから4日間で2300億ウォン流出「史上最大」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.25 15:49
韓国株式を含んでいる米国上場指数ファンド(ETF)から先週、史上最大規模の資金が抜け出た。米国の基準金利の引き上げを控えた状況で、北朝鮮の挑発や中国証券市場の急落などの悪材料が重なったためだ。
24日、金融投資業界によれば米国ニューヨーク証券市場に上場された「iシェアーズMSCI韓国ETF(EWY)」で18~21日の4日間で1億9540万ドル(約2300億ウォン)の資金が流出した。4取引日の流出額としては2000年の発売以降で最大値だ。
EWY株価が先週4年ぶりに最低値に下がり投資心理が悪化したというのが専門家たちの分析だ。EWYは21日46.59ドルで締め切って年初よりも15.83%落ちた。EWYの株価と資金輸出入額は外国人の投資心理を示す照尺として通じる。資産規模が31億ドル(約3兆7000億ウォン)で韓国株式を含めた海外商品の中で最も規模が大きいためだ。ファンド内でサムスン電子、現代自動車など国内の看板企業が占める割合が高いという点も、EWYに注目する理由の1つだ。サムスン資産運用のキム・ナムギETF運用チーム長は「米国の金利引き上げを控えて韓国物を含めた新興国ETFから資金が一緒に流出している」として「来月米国連邦公開市場委員会(FOMC)で金利引き上げの有無が決定されるまでは資金流出の流れが続く可能性が高い」と見通した。