<南北高官接触>接触実現の経緯(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.24 11:58
南北間の高官接触は、一触即発の状況でも対話の手綱を手放さなかったおかげだった。22日午後3時、金奎顕(キム・ギュヒョン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室第1次長が「2プラス2接触」のニュースを伝えた。北朝鮮軍の総参謀部が定めた最後通告期間(午後5時)の2時間余り前だ。国防ラインの代わりに統一・外交ラインが動いた結果だった。
南と北の軍事的緊張が高まると洪容杓(ホン・ヨンピョ)統一部長官は21日午前、板門店(パンムンジョム)連絡官を通じて電話通知文を伝えようとした。だが北朝鮮は電話通知文の受領を拒否し、むしろ戦力を増強した。前方の北朝鮮軍もやはりこの日午後5時を期して戦時体制に転換し、ロケット砲(多連装ロケット)と長射程砲を射撃陣地に移動させた。
韓国軍もやはり前方の戦力を強化した。韓民求(ハン・ミング)国防部長官は「北朝鮮が挑発してくるならば、韓国軍は断固として報復して苛酷な代償を払わせるだろう」と強調した。