<危機の韓国外交>中国・日本は世界舞台に「熱い外交戦」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.11 15:40
中国の習近平国家主席と日本の安倍晋三首相が世界を舞台に熱い外交戦を繰り広げている。習主席は今年上半期、各国首脳を「居間」に呼び入れたのはもちろん世界中を回って積極的な外交活動を行った。習主席が最も精魂を込めたのは中国とともに「ブリックス(BRICs)」として挙げられるロシア、インド、ブラジルなどへの外交だった。今年4月末に開かれた日米首脳会談を機に米国と日本が手を握って中国の影響力拡大を牽制しようとすることへの対応だった。
習主席は5月初めにロシア政府が主催した「第2次世界大戦勝利70周年記念式」に参加してプーチン大統領に会ったのをはじめインドのモディ首相、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領らブリックス国家首脳と連鎖的に首脳会談を行った。これを通じて中国はこの3カ国と計91件に及ぶ経済協力事業に署名した。
中国はまた米国の「友邦」である欧州諸国への影響力拡大にも注力した。今年上半期に中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)に英国・ドイツ・フランスなどの参加を引き出し、先月には欧州を歴訪した李克強首相が年末にスタートする欧州連合インフラ投資ファンドに非欧州国家として初めて参加の意思を明らかにした。北京の外交消息筋は「習主席は就任初め『中華民族の偉大なる復興』を意味する『中国の夢』を話題に提示して以来、これまでのどの政権よりも積極的な外交活動を行っている」と語った。