中曽根元首相「日本、アジア侵略への率直な反省必要」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.10 10:15
日本の保守政界の大物・中曽根康弘元首相(97)が戦後70周年を迎えて韓中と日本の間の歴史問題について「民族が負った傷は3世代100年間は消えぬものと考えなければならない」と述べた。中曽根元首相は7日付の読売新聞への寄稿文と書面インタビューで「過去に対する率直な反省とともに言動は厳に慎むべき必要がある」としてこのように明らかにした。
彼は「戦争と敗戦から学ぶべき教訓を我々日本人は胸に深く刻む必要がある」として「歴史を正視し得ない民族に、政治の長期安定性も他の民族からの信頼も尊敬もあり得ない」と強調した。さらに「自己の歴史の否定的な部分から目をそらすことなく、これらを直視する勇気と謙虚さを持つべきである」とし、「国民、国家を正しい方向に導くことこそが現代政治家の大きな責務」とつけ加えた。
安倍晋三首相の戦後70年談話については「過去の歴史を直視し、村山談話、小泉談話を踏襲した上で、これからも日本側の誠意ある表現は時代の流れの中に込められるべきだ」と促した。戦後50年の村山談話と戦後60年の小泉談話は、植民地支配と侵略戦争に対する反省と謝罪を含んでいる。