【社説】労働改革、大統領が憎まれ役を避けなければ成功する(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.07 14:29
朴槿恵(パク・クネ)大統領が6日、下半期の最優先の国政課題として労働改革を注文した。朴大統領は「経済再飛躍のために国民の皆様に差し上げるお言葉」という対国民談話を通じて、低迷した韓国経済が再び飛躍するためには経済全般の大手術が避けられないと強調した。その最初の課題として労働改革を強く推進するとしながら上の世代の苦痛分担と既得権の譲歩を訴えた。
労働改革が国政の核心目標にとらえられたのは必然だ。瀕死状態である韓国経済を生き返らせるために、これ以上先送りできない焦眉の課題であるためだ。大韓民国が南米式の片足を引きずった国家に没落するのか、世界経済の主役として再び飛躍するのかどうかが労働改革の成否にかかったといっても過言ではない。高度成長期には韓国経済がいくら難しくても海外市場へと突破口を開けた。今は世界中のすべての国々の成長が停滞しながら経済規模が縮小している。韓国の核心市場である中国もよろめいている。産業化以来、初めて自ら身を削って体質を変えなければ国家破産にあうかもしれない絶体絶命の危機に陥ったのだ。