<ロッテ経営権紛争>ロッテワールドタワー・歴史館…2日連続で父の象徴を訪れた辛東彬会長(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.05 14:25
3日に帰国した辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)ロッテグループ会長(60)が本格的に反撃に乗り出した。しかし兄とは違う武器をつかんだ。辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前日本ロッテ副会長(61)が弟の非を責める「ネガティブ戦略」を駆使したとすれば、辛東彬会長は現場を管理するビジネスで、経営者としての存在感を浮き彫りにしようと努力する姿だ。
帰国後直ちに父の辛格浩(シン・ギョクホ、重光武雄)総括会長(94)を訪れてあいさつをした後、最初の訪問地として総括会長の念願事業であるソウル蚕室(チャムシル)のロッテワールドタワー工事現場を訪れた。続いて4日にも辛格浩総括会長と関係があるところを集中的に回った。
辛東彬会長はこの日午前、京畿道烏山にあるロッテ人材開発院に到着し、1階の歴史館を見回ることから日程を始めた。歴史館には辛格浩総括会長がグループを作った過程や関連史料が展示されている。父の意を引き継ぐのは自分であることを印象づける「計算された行動」と解釈される。