【社説】強い産業が全くない…来るものが来ているのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.31 11:42
韓国の主力産業が全て揺らいでいる。半導体・自動車・鉄鋼・造船など今日の大韓民国の経済を作った代表業種が、ほとんど例外なく販売不振と競争激化に苦戦している様相だ。韓国のIT産業の代表ランナーに挙げられるサムスン電子さえも昨日発表した4-6月期の実績はそれなりに無難だったが、期待には及ばないという分析が多い。売り上げと営業利益がいずれも1-3月期よりは改善されたが前年同期比ではそれぞれ7.3%、4%減少した。
特にスマートフォン事業を担当するIM事業部門の営業利益は昨年同期より37.5%も減少し、憂慮をもたらした。半導体部門が比較的善戦したがスマートフォンやLCDテレビ・PCなどの需要が減っており7-9月期も大幅の実績改善は難しいという展望が優勢だ。
その上、半導体市場もこれからは容易ではないと思われる。世界1位の半導体企業である米国インテルが5位企業のマイクロン・テクノロジーと手を組んでNAND型フラッシュメモリーよりも速度が1000倍速い次世代の半導体メモリーの生産に参入すると明らかにしたからだ。半導体生産2位の企業であるサムスン電子はもちろん4位のSKハイニックスにとっても脅威となるニュースに違いない。サムスン電子とともに代表的なIT企業であるLG電子もやはりスマートフォンやテレビなどの販売不振の余波で営業利益が前年より60%も減少する「アーニング・ショック」水準の4-6月期実績を発表した。