「1030件の小倉コレクション、埋蔵遺物含む盗掘関与を暗示」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.31 10:10
小倉武之助氏(1870~1964)は韓日間の文化財関連事案が取り沙汰されるたびに必ず登場する名前だ。日帝強占期に小倉氏が韓半島(朝鮮半島)で収集した膨大な量の遺物群である「小倉コレクション」が登場するためだ。規模や内容が優れた大型コレクションである上に、収集から100年を経っても散失しなかった堅固さで代表標的になった。2014年9月現在、東京国立博物館東洋館に展示されている韓国文化財は計241件だが、そのうち125件が小倉コレクション保存会から寄贈された1030件の一部だ。
過去50年間、小倉コレクションは幾度となく言及されてきたが、その全貌が明らかにされることはなかった。国外所在文化財財団(理事長アン・フィジュン)が30日に公開した『小倉コレクション、日本にあるわれわれの文化財』は、このような古びた謎を解き明かしてくれる報告書だ。財団が過去2年間、専門家と共に国内外の資料を収集・整理し、できるだけ客観的な観点を堅持して叙述した。