120年の歴史の通帳、2017年に消える=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.30 11:22
2017年9月から銀行で口座を開設する際に紙の通帳が発行されなくなる。インターネット・モバイルバンキングの普及で通帳の必要性が大幅に減ったと判断したためだ。1897年に韓国初の商業銀行である漢城(ハンソン)銀行ができてから使われてきた紙の通帳が120年ぶりになくなるという話だ。
金融監督院は29日、こうした内容の無通帳金融取り引き革新案を発表した。これによると、今年9月から5年かけて紙の通帳発行を段階的に廃止する。金融監督院の朴世春(パク・セチュン)副院長は、「ひとまず銀行に適用した後、証券・保険など他の金融機関に拡大する」と話した。まず今年9月から2017年8月までの2年間にわたり、消費者が銀行で新規口座を開設する際に、紙の通帳の代わりに電子通帳・預金証書を選択する場合には▽金利優待▽手数料軽減▽景品提供――などの恩恵を与える。電子通帳はチェックカードの集積回路(IC)チップに通帳情報を入力する方式で、預金証書は口座番号、預金者名、銀行印が押された1枚ものの確認書だ。