サムスンフォン・アップルフォンともに可能なモバイル決済
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.29 16:33
意外な名前が出てきた。アップルだった。韓国にバスの回数券をなくし「交通カード」という新しいシステムを導入した人物、コナアイのチョ・ジョンイル代表取締役副会長(53)は、「ライバル」を尋ねる質問にためらわずに答えた。
28日、ソウル汝矣島(ヨイド)中小企業中央会2階のジュニパーホール。チョ副会長がマイクの前に立った。会社名にちなんだ「コナペイ」の開発と海外進出を知らせるためだった。昨年の売上高2142億ウォン(約230億円)の“強小企業”コナアイがライバルにアップルを挙げた理由を尋ねた。
チョ副会長は物を購入する際に代価を支払う方式が物々交換から貨幣に、そしてクレジットカードに変わったのにとどまらず、デジタルに変化している点に注目した。1998年に会社を設立した後、交通カードで事業に取り組み、クレジットカードに入る指先ほどのスマートチップ(ICチップ)と基本ソフト(OS)開発をしていたため、市場の変化はチョ副会長に大きく近づいた。スマートフォンを媒介とした市場の変化のため、2012年に新技術の開発に入った。金融(finance)と技術(technology)を結合した造語「フィンテック」事業の開始だった。