<ロッテ経営権紛争>「兄弟衝突」…辛格浩会長が退陣
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.29 07:58
ロッテグループの後継構図をめぐる「兄弟間戦争」の末、創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名・重光武雄)総括会長(94)が名誉会長から退いた。ロッテグループによると、日本ロッテグループの持ち株会社の日本ロッテホールディングス(HD)がこの日午前、緊急取締役会を開き、辛総括会長をロッテホールディングスの代表取締役会長から退任させ、名誉会長に推戴した。
表面的には高齢の創業者が次男の辛東彬(シン・ドンビン、日本名・重光昭夫)会長(60)に経営権を譲り、一線から退いたというわけだが、実質的には27日に辛東主(シン・ドンジュ、日本名・重光宏之)前日本ロッテ副会長(61)が主導した「クーデター」を鎮火したというのが財界の見方だ。辛前副会長は今年初め、日本ロッテの主要職務から解任され、後継構図から外れた。