売上停滞でプライド捨てた韓国のデパート(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.23 15:43
ロッテ百貨店は23日から京畿道高陽市(コヤンシ)韓国国際展示場(KINTEX)内の展示場1万3000平方メートルをまるごと借りて4日間の「在庫一掃セール」をする。ロッテアウトレットソウル駅店(1万1000平方メートル)より広い行事場所で、200億ウォン(約21億円)分の在庫を最大80%割引で販売する。ジバンシー、クロエ、マルベリーなどの名品ハンドバッグからサムスンの冷蔵庫、LGのテレビ、ティファールのアイロン、ヤマハのゴルフドライバー、エースベッドのマットレスまで320ブランドが参加する。
全国にデパート33店舗を展開するロッテが「出張セール」をするのは今回が2回目。来ない客をつかむための苦肉の策として、プライドを捨てて「在庫処分」性格のイベントを開くのだ。4月にソウル大峙洞(テチドン)SETECで開かれた最初のイベントに約30万人が集まり、売上高が60億ウォンに達すると、今回は行事場所の大きさを4倍に増やした。ロッテ百貨店のイ・ワンシン専務は「消費心理が良くならず、売り上げ回復に死活をかけるという覚悟で準備したイベント」と述べた。