サムスン「バイオシミラーで第2の半導体神話を」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.23 11:37
リューマチ関節炎の抗体医薬品エンブレルのバイオシミラー(抗体医薬品の複製薬)「SB4」が、9月に販売許可を受ければ、サムスンのバイオ事業は一層弾みをつける見通しだ。9月1日に統合サムスン物産のスタートを控えたサムスングループは、2010年にバイオ事業を「5大新樹種事業」に育てると発表した。2012年からバイオシミラー開発に参入してから3年余りとなる9月に具体的な結果を見せることになる。
統合サムスン物産は抗体医薬品の委託生産企業(CMO)であるサムソンバイオロジクスの持分51.2%を保有している。バイオシミラーを開発する研究開発専門企業サムソンバイオエピスは、サムスンバイオロジックが持分90.3%を持っている。サムスンのバイオ事業が統合サムスン物産をトップに垂直化構造を備えたのだ。サムソンバイオロジクスのキム・テハン社長は22日、ソウル瑞草洞(ソチョドン)の社屋で記者たちに会って「バイオ事業で第2の半導体神話をつくる」という抱負を明らかにした。キム社長は「サムスングループのバイオ事業は、過去4年間で競争力の検証段階を経て変曲点を通過している」と自信を見せた。
バイオシミラー分野では許可当局である食品医薬品安全処もグローバル主導権の確保次元で許可に積極的な姿を見せるなどの「民官協力」モデルが作動している。