２２日、グーグルがＬＧ電子を買収するという噂が広がりＬＧ電子の株式が揺れ動いた。

この日前日より０．５９％下落して取引が始まったＬＧ電子の株価は午前１１時ごろにグーグルによる買収説が広がり１４．５２％まで急騰した。株価を引き上げたのは証券街の情報誌だった。

この日広まった情報誌には「グローバルＩＴ恐竜のグーグルがＬＧ電子の株式３５％（２３億ドル）をブロックディール（時間外大量売買）で取得し、ＬＧグループの持ち株会社であるＬＧを抜いて筆頭株主になる計画」という内容が入っていた。「グーグルはスマートフォン、モノのインターネット、無人自動車分野に戦略的投資家として参加するが、直接的な経営権買収ではないと線を引いた」という内容と、「グーグルの買収価格を低く算定するためにわざと（株価を）低くしたのではないかとの疑問も一部では台頭している」という内容も含まれた。しかしその後ＬＧ電子がこれを否定し株価は再び下落した。この日ＬＧ電子は前日より３．０７％上がった４万３６５０ウォンで取り引きを終えた。

投資家が集まり出来高も急増した。この日ＬＧ電子の出来高は６３５万６２１８株を記録した。最近の１日の平均出来高が１００万株に満たなかったことと比較すると６倍以上増えたことになる。ＬＧ電子の株価は４～６月期の業績不振への懸念がふくらみ年初来安値を連日更新し５万ウォンを割り込んでいる。