重要な会話時はスマホをオフにする韓国の議員・公職者たち(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.22 13:31
国会情報委員会の委員を経験したある国会議員はこの頃、会話する時にはスマートフォンの電源を消す。この議員は「ハッキングプログラムで会話内容が録音される恐れがあり、位置追跡も可能だから」と話した。6カ月前まで2Gフォルダフォン(折りたたみ式携帯電話)を使っていた彼は、今はスマートフォンを2台持っている。それでも重要な会話はiPhoneの無料映像通話「フェイスタイム」でする。彼は「国内の基地局の代わりに衛星で海外を経るので、検察が家宅捜索をしても出てこない特性がある」と説明した。
国家情報院のハッキングプログラム購入・違法査察疑惑が提起されながら公職社会で「盗聴・傍受恐怖症」が広がっている。自身の携帯電話を情報機関がのぞき見ているという懸念は、政府高位職の歴任者も例外ではない。
李明博(イ・ミョンバク)政権で高位職をつとめたある人物は21日「現職時から『大砲フォン(他人名義の携帯電話)』を作って使った。今は自分の電子メールと携帯電話を(情報機関で)のぞき見ていると思ってあきらめている」と話した。彼は「重要なことを話す相手がいれば電話や電子メールを使わずに直接会う」と述べた。