大宇造船、速戦即決の構造調整…負債比率500%以下の維持がカギ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.22 13:28
大宇造船海洋の構造調整ロードマップがまとめられた。早ければ来月末までに実態調査を終えた後、大株主の産業銀行、最大債権銀行の輸出入銀行の主導でオーダーメード型支援に入る。本来3カ月ほどかかる実態調査期間を半分に減らすファーストトラック(速戦即決)を通じてだ。構造調整の長期化にともなう企業価値下落を防ごうという趣旨だ。産業銀行をはじめとする債権団は21日、金融委員会と大宇造船対策会議を開きこうした内容の構造調整推進日程を決めたと明らかにした。
債権団に与えられた最大の課題は大宇造船の負債比率維持だ。受注残高世界1位である大宇造船の対外信用度を維持するためだ。負債比率が上がれば格付け下落で受注が大幅に減りかねない。最近発生した2兆ウォン台の損失が4~6月期の業績に反映されれば大宇造船の負債比率は370%から600%台に大幅に上がる。4兆6000億ウォンだった自己資本が2兆ウォン前後に縮小するためだ。イーベスト投資証券のソン・ソヒョン研究員は、「大宇造船は昨年4月に5000億ウォンの社債を発行した際に負債比率を500%以下で維持する条件を掲げた。この条件を守れなければ社債の格付けは落ちるだろう」と話した。