【社説】人格教育は私教育の変質なくしっかり進行されることを=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.20 16:05
明日から全国の小中高校で人格教育振興法が施行される。学校は性格を高める教育過程を編成・運営し、国家・地方自治体はこのためにプログラム開発・普及と予算支援などの内容を含んでいる。人格教育振興法は2012年、大邱(テグ)の中学生の自殺を触発した校内暴力や昨年のセウォル号惨事がきっかけになった。
国会・教育部・女性家族部など11の機関が「ヒュマート(ヒューマニティとスマート)人格教育キャンペーン」を行いながら始まった法制定の議論が結実したのだ。
学校現場が入試中心、成績中心の教育で運営されながら生徒たちの性格が疲弊して久しい。家庭でも子供に成績だけを強調し、最小限の人格を形成する「食卓の向こう側」教育はおろそかにした。その結果いじめ現象、校内暴力、教権失墜、サイバー暴力などが深刻な問題として浮上した。人格教育法の施行が子供たちの責任感、思いやり、自尊感、主人意識などを高めて共に生きる共同体的な市民意識を広めるきっかけにならなければならないだろう。