韓国の国民の89%「自分は中間以下の階層」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.19 12:34
14日午後2時、大邱市(テグシ)の西門(ソムン)市場。閑散とした路地にある衣料品店には扇風機の音だけが聞こえた。人のいない店を守るチャ・パルムンさん(59)。「お客で込み合う時間にもまだなにも売れていないよ」。電気代を節約するためエアコンもつけられないという彼の哀訴に、向かいの店のイ・プンシさん(50)が相槌を打った。「いらいらして死にそうだ。働き口がなく行って未婚の男性はみんな他所に行った。稼いでこそ結婚できるがだれがくるのか。ソウル、釜山(プサン)、大邱が3大都市と言うが違う。いまや大邱は10大都市にも入らない」。
大邱経済の軸だったという西門市場だけでこうした不満が聞かれるのではない。東大邱駅で会った会社員(38)も息巻いた。「繊維をやっていた人はみんなだめになり、大邱企業に何があるのか。蔚山(ウルサン)は現代のジャンパーを着て、浦項(ポハン)はポスコのジャンパーを着て、私たちは着るジャンパーがない。最悪だ、最悪」。