【社説】中国のマイクロン買収の動きをめぐるグローバル産業戦争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.16 14:18
中国国営企業の紫光集団がメモリー半導体世界3位企業の米マイクロン・テクノロジーを230億ドルで買収すると提案した。半導体産業に対する中国の強い意志が感じられる。これは米国、韓国と直結するもう一つの激しいグローバル産業戦争を予告する。
中国のマイクロン買収が実現すれば、それ自体でグローバル半導体産業の再編を意味する。直ちにメモリーは韓中間の競争構図に急変する。この場合、年間2300億ドルにのぼる中国メモリー市場で韓国企業の位置づけが揺れる可能性がある。もちろん実現するかどうかは未知数だ。天文学的な買収価格提案が語っているように、マイクロンの規模があまりにも大きいうえ、企業間ディールを米国政府が承認しない可能性も高い。買収当事者が中国国営企業という点、半導体が持つ安保的重要性などを無視できないということだ。