【コラム】ギリシャに似ていく発想=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.15 15:20
会社の組織内には収益部門と費用部門が存在する。収益部門は付加価値を直接創出し、組織に寄与する役割をする。費用部門は収益部門が稼いだお金を使う部署だ。会社が成長・発展するには収益部門の競争力を高めると同時に、費用部門の効率性向上が重要だ。競争力を高める効果性の最大化と同時に、費用を削減する効率性の増大がうまくいくほど組織は発展する。こうしたモデルを韓国経済全体にも拡張できるはずだ。
株式会社大韓民国の中にも収益部門と費用部門が存在する。代表的な収益部門は雇用を創出し、付加価値を作り出しながら税金を納める企業部門になるだろう。特に国際競争力を保有し、輸出を通じてグローバル市場で付加価値を生み出すグローバル企業は収益部門の花だ。これに対し韓国経済の費用部門は、こうして得たお金や稼いだお金を投入する領域になる。代表的なのが各種公共部門、福祉部門、そして政府の補助を受けて延命する分野などだ。