【外から見る韓国】ローンスターに対する外国と韓国の視線の違い(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.08 10:40
「孤独な星」を意味するローンスター(Lone Star)と聞けば、何を連想するだろうか。星一つが入った州旗を使う米国テキサスを思い出すかもしれない。「Lone Star State of Mind」というタイトルの音楽アルバム(1987)や映画(2002、韓国では『テキサスの間抜け』というタイトルで上映)が思い浮かぶ読者もいる。韓国では断然、ローンスターファンド(LSF)を思い出す人が多い。ローンスターは米ダラスに本部があるグローバル私募ファンドだ。1995年に創立したローンスターは600億ドルにのぼる15件の私募ファンドを運営している。
ローンスター問題ほど韓国と外国の見方が異なるケースは珍しい。また韓国ほどローンスターの悪名が高い国もない。悪夢が始まったのは2003年だ。ローンスターは1兆3000億ウォンを投入し、外換銀行を買収した。2005年からローンスターは外換銀行を売却しようとしたが、2012年にハナ金融に3兆9000億ウォンで売却するまで金融当局の許可が出なかった。その間、韓国でローンスターのイメージは失墜した。「莫大な利益を得た外国企業が税金も納めようとしない」という報道で韓国内の世論が沸いた。検察はローンスターに「全面戦争」を宣言した。