「朴大統領と習主席の電話会談、中国人観光客が戻ってくる良い方法」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.06 11:25
中国人観光客が見えない。ソウル明洞(ミョンドン)でも、景福宮(キョンボックン)でも、済州(チェジュ)でも。中東呼吸器症候群(MERS)は落ち着き始めているが、離れていった中国人観光客は戻って来ない。
中国で2002-2003年に広まった重症急性呼吸器症候群(SARS)に驚いた中国人観光客は今回、韓国で拡散したMERSにまた驚いた。どうすれば中国人観光客の心をまた引き戻すことができるのだろうか。韓国のMERS事態を伝えてきた中国主要報道機関のソウル特派員3人に2日に会った。中国中央テレビ(CCTV)の盧星海ソウル支局長(43)、人民日報の万宇ソウル特派員(29)、経済日報の楊明ソウル支局長(38)だ。
3人は「韓国政府がMERS対応過程で中国人観光客の信頼を失った」とし「MERSを早期に克服して信頼を回復することが、中国人観光客を呼び戻す最も確実な解決法」と述べた。CCTVの盧支局長は「朴槿恵(パク・クネ)大統領が良い関係を維持してきた中国の習近平国家主席に電話をかけてでも韓国の状況をよく説明するのがよい」と助言した。楊支局長は「MERS終息を宣言してから2週間または1カ月が過ぎてから、中国人観光客が少しずつ入ってくるだろう」と予想した。