北朝鮮、年間100人を公開処刑…韓国映像物より摘発増える
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.02 10:05
北朝鮮が2000年以降に公開処刑した住民は1382人と推算されると、『北朝鮮人権白書2015』が明らかにした。白書は統一研究院(院長、崔鎮旭)が1日に発表した。2008年から昨年まで毎年、北朝鮮離脱住民200-250人を面接調査した結果だ。国家情報院が5月に処刑説を公開した玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長のように官僚だけでなく、一般住民の公開処刑も広い範囲で行われていることを見せている。
白書によると、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記体制に入った2011年以降、公開処刑された住民の数は131人(2011年)、21人(2012年)、82人(2013年)、5人(2014年)。調査を総括したド・ギョンオク北朝鮮人権研究センター副研究委員は「脱北者が実際に目撃したり伝え聞いたものを合わせた数値」とし「昨年は調査対象者が221人と相対的に少なく、時期も最近なので比較的少ない数だが、今後の調査で増える可能性がある」と説明した。北朝鮮は昨年1月、国連人権理事会に提出した報告書で、「死刑は例外的な場合にのみ施行される」と主張した。