元慰安婦の金福童さん「オバマ大統領が安倍首相を正すべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.07.01 07:50
旧日本軍慰安婦被害者の金福童(キム・ボクドン)さん(89)は先月29日(現地時間)、「オバマ米大統領が友人なら、安倍首相の間違った道を正さなければいけない」と述べた。米国を訪問中の金さんはこの日、バージニア州ヴィーナの飲食店で記者懇談会を開き、日本と米国が防衛協力のための指針(ガイドライン)を改定して日本の再武装が可能になったという報道を取り上げ、「過去の過ちを学べなかった日本が戦争の準備をするが、このようなことがあってはいけない」とし、このように語った。金さんは「安倍首相が(米国に)いくらお金をたくさん渡すとしても、大国の大統領ならそうするべきだ」と強調した。
14歳の時にだまされて慰安婦として連れられ、中国広東、インドネシア・スマトラ、マレーシア、シンガポールなどで苦痛を受けた金さんは「故国に帰ってはきたが(慰安婦問題に関する限り)私たちは解放されていない」とし「生きている被害者はもうあまり残っていない」と訴えた。金さんは「私も今日死ぬか明日死ぬか分からないが、これが解決されないまま死ぬのが悔しいため、良くない体でここまで来た」と述べた。