<MERS>中国で治療の韓国人患者が退院…昨日帰国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.27 10:09
中東呼吸器症候群(MERS)に感染したまま中国出張に行き、現地で隔離治療を受けていた10番目の患者Aさん(44)が26日、退院した。中央MERS対策本部は「10番目の患者がこの日午後に帰国した。入国後に出国過程などに関して1時間半ほど調査した」と明らかにした。
Aさんは最初のMERS患者と平沢(ピョンテク)聖母病院の同じ病室(2人部屋)に入院した3番目の患者(76、死亡)の息子。先月16日に父の見舞いに行って感染したと推定される。
Aさんは3日後の先月19日から発熱し、保健所の職員とある大学病院の救急室の医師に感染の疑いを知らせたが、保健当局には申告されなかった。Aさんは26日に香港経由で中国広東省に行き、救急室の医師が翌日、Aさんの診療を申告した。こうした内容の通報を受けた中国政府はAさんを捜し出し、恵州中心人民病院で治療してきた。中国ではMERS感染が発生しなかった。在中韓国大使館の関係者は「10万-20万元(約200万-400万円)程度と推定される治療費は中国政府が全額負担することにした」と明らかにした。