「適正価格」上げない社会…「不良韓国病」育てた
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.22 13:16
セウォル号事態と中東呼吸器症候群(MERS)による混乱で、韓国社会全般の不十分なシステムが「素顔」を表わしたという指摘が提起されている。専門家たちはこのような“不良”の底辺には、政府の不合理な価格規制と「サービス=無料」という国民の誤った認識が隠れていると診断する。
MERSで叱責を受けている医療サービスが代表的だ。政府は国民の医療費負担を下げようという名分で医療報酬の引き上げ率をほとんど毎年、物価上昇率よりも低い水準で統制してきた。原価を下回る料金体系では適正な投資がなされにくい。病院の応急室がMERS拡散の震源地に浮上したのも、それだけ環境が劣悪なためだ。