50+50…大韓航空、100機導入へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.17 16:44
格安航空会社(LCC)の空襲に対し、フラッグキャリアの反撃が始まった。趙亮鎬(チョ・ヤンホ)大韓航空会長(66)は16日(現地時間)、仏パリエアショーでレイ・コーナー・ボーイング商用機部門最高経営責任者(CEO)、ファブリス・ブレジエ・エアバスCEOと順に会い、次世代航空機100機を導入する内容の了解覚書(MOU)を締結した。計13兆ウォン(約1兆4400億円)にのぼる「メガトン級」契約だ。世界航空業界でも珍しいケースだ。趙会長は契約直後、「新しく導入した機種を急成長するアジア市場を中心に投入する」と述べた。
大韓航空はボーイング社のB737MAX-8とエアバス社のA321NEOを50機ずつ購入する。1機あたりの価格は1000億ウォン台。最大運航距離が5634-5904キロの中・短距離専用航空機だ。最新エンジン技術を適用し、同級の航空機に比べ燃料消耗を15-20%減らした。2019年から2025年にかけて順次導入する。2019年基準で20年以上運航したB737NG機種50機から入れ替える。大韓航空が現在保有する旅客機は124機という点を考えれば、破格的な投資だ。財源は米国輸出入銀行・欧州中央銀行からそれぞれ長期低利で借り入れた資金と老朽航空機の売却代金だ。大韓航空の関係者は「今回導入する航空機は次世代の新型機種であり、プレミアム航空会社のイメージに合う効率性・安全性・便宜性をすべて備えている」とし「安全が航空旅行の最も重要な要素に浮上し、最新型機種に対する需要が増えた点も考慮した」と説明した。