<MERS>韓国では腎臓攻撃少なく…「致死率低い要因」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.10 14:55
致死率は低く、伝播力は強かった。中東呼吸器症候群(MERS)の最初の患者が確認された先月20日ごろ、「伝播力は弱く致死率は高い」と伝えられたが、反対の現象だ。約3週間、韓国を揺るがしたMERSの特徴と拡散過程はこのように要約される。
9日現在、国内で確認された患者は合計95人で、死亡者は7人(7.4%)。こうした比率は世界のMERS平均致死率(40.6%、6日基準)より低い。MERS患者が出てきた初期、「感染すれば死ぬのでは」という恐怖があったが、実際はそうではなかった。その代わり伝播力は強いことが分かった。1・2次感染者を越えて、海外では公式報告されていない3次感染が初めて確認された。「2メートル以内で1時間以上の接触」という感染公式も崩れた。8日に感染が確認された92人目の患者(27)は先月26日、ソウル峨山(アサン)病院の応急室で6人目の患者(71、死亡)とわずか10分間の接触で感染したことが分かった。京畿道平沢(ピョンテク)聖母病院に友人の母の見舞いに行った40代の男性は30分間の面会時間に感染した。サムスンソウル病院の応急室には14人目の患者と遠く離れていた70代の女性が感染した。