韓国人青年、自転車で米国横断…「慰安婦の実状を広く伝えないと」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.08 10:56
米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のウィリアム・マロッティ教授(歴史学)は最近このような電子メールを受け取った。「私は慰安婦被害者に対する認識を高めるためにLAからニューヨークまで自転車で横断しようとする2人の韓国人学生と活動をともにしています。LA日本領事館の前でデモを計画中ですが、関心がありそうな人とその人たちの連絡先を受け取ることはできますか」
このメールを書いたのはキム・イェフンさん(22、デューク大学生命工学科卒業)。米国歴史学者や韓国人団体も彼女のメールを受け取った。「若者は無謀だという反応もありました。しかし、民族主義的な内容はできるだけ排除し、客観的事実を伝えるつもりだと説明すると歓迎する人々のほうが多かったです」
名付けて「3A-プロジェクト」だ。シム・ヨンソクさん〔22、仁川(インチョン)大学中語中国学科〕、ペク・ドクヨルさん〔22、慶煕(キョンヒ)大学体育学科〕が6月20日から9月8日までの80日間、自転車で米国を横断して慰安婦問題を伝える。6000キロを走る強行軍だ。訪れる先々で米国市民を対象に日本の謝罪を要求する署名運動を行い、日本大使館などで集会を開く。結局、「びくともしない日本を変化させるには被害国でない国の国民の圧迫がないとダメだ」という考えからだ。プロジェクト名は日本政府が慰安婦被害者に対して犯した犯罪を認定(Admit)し、謝罪(Apologize)させ、被害者の魂と心を抱いて同行(Accompany)しようという目標から取った。