空軍元士にMERS感染が疑われる症状…見舞い将兵100人を隔離=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.04 09:26
軍副士官とソウルのある大型病院の医師が中東呼吸器症候群(MERS)と疑われる症状を示したため精密検査を受けている。
空軍は3日、「京畿道(キョンギド)烏山(オサン)空軍基地某部隊所属の元士(下士官の最上階級)A氏(45)が、先月、勤務地の近くにある京畿道B病院に入院してから軍病院に移り、治療を受けている間にMERS感染が疑われる症状を示したため隔離した」と明らかにした。B病院はMERS感染者24人が発生したところだ。軍病院がA氏の遺伝子を検査した結果、陽性判定が出てきた。軍関係者は「現在までA氏の症状がそれほど重いものではなく、4日午前に検体(可検物)を疾病管理本部に送って確認検査をする予定」と話した。軍当局はA氏を見舞った将兵・副士官など軍人100人余りを隔離した。彼らもB病院でMERSの最初の患者(68)と接触した可能性がある。
ソウルのある大型病院の医師もMERSに感染した疑いのある患者に分類されて確認検査が行われている。彼は14人目の感染者(35)を診療した。保健福祉部関係者は同日、「ソウル市保健環境研究院で1次陽性判定が出てたので疾病管理本部で最終確認作業を行っている」と話した。14人目の患者は先月27日、京畿道の中小病院で診療を受けたが、症状が悪化して市外バスに乗ってソウルに移動した。この医師が感染者であることが確認されれば、16人目の感染者ではない新たな経路による3次感染になる。