“留学経験なし”バイオリニストのイム・ジヨン氏、国際コンクール優勝
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.06.01 16:30
“地元産”のバイオリニストが国際コンクールで優勝した。先月30日、ベルギーのブリュッセルで行われていたクイーンエリザベス国際コンクールでバイオリニストのイム・ジヨン氏(20)が1位になった。ロシアのチャイコフスキー国際コンクールとともに世界でも有数のメジャー級大会だ。
イム氏は海外留学の経験がない。ソウル芸術高等学校1年時に韓国芸術総合学校(韓芸総)に英才入学し、現在も在学中だ。イム氏は「国内で学んでいても不足は感じなかった。立派な先生がいてYouTube(ユーチューブ)などで世界の演奏者の水準を見ることもできる」として「今年2月に学校を卒業したら韓芸総大学院に進学し、さらに国内で学ぶ計画」と話した。イム氏は4年前から韓芸総のキム・ナムユン教授のもとで学んでいる。こうした“地元産”の優勝はピアニストのソン・ヨルウム氏の2002年ヴィオッティ国際音楽コンクール、キム・ソンウク氏の2006年リーズ国際ピアノ・コンクールに続くものだ。全て韓芸総出身の演奏者だ。錦湖(クムホ)アシアナ文化財団の後援を受けているという共通点もある。