20年ぶり「BESETO」復活を推進…ソウル主導で東京・北京を説得
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.26 10:50
ソウル市が今年の年末までに北京・ソウル・東京をつなぐBESETO(ベセト)ラインを20年ぶりに復活させる案を推進する。最近、日本政府の過去の歴史歪曲などで韓日・中日関係が冷え込んだ状況で都市間の協力を通じて3カ国の関係改善を引き出すという趣旨だ。
ソウル市の高位関係者は「BESETOラインを今年の年末までに復活させるためにソウル市が立ち上がり、東京都と北京市を対象に実務協議を進めている」と25日明らかにした。朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が2月に日本の早稲田大学での講演で北東アジア都市間協力のために「ニューBESETO」が必要だと強調したことに伴う後続対策だ。
北京・ソウル・東京の英語表記の頭文字をとった合成語「BESETO」は、1993年10月に東京で開かれた世界首都市長会議で初めて提起された。さらに2年後の1995年3月、当時の崔秉烈(チェ・ビョンヨル)ソウル市長、李其炎・北京市長、鈴木俊一・東京都知事は「BESETO協力に関する合意覚書」を公式発表した。合意覚書には、行政分野をはじめ経済・社会・文化・体育などあらゆる分野の民間交流と協力を積極支援して具体的な共同協力方法を模索するという内容が盛り込まれた。