韓日関係の出口を開けなかった財務対話
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.25 07:42
韓日財務対話が朴槿恵(パク・クネ)政権に入って初めて開かれた。
崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相兼企画財政部長官は23日、東京で開催された第6回韓日財務対話で麻生太郎副総理兼財務相に会い、両国間の経済懸案について議論した。2012年11月に政府果川(クァチョン)庁舎で開かれて以来2年6カ月ぶりだ。韓日財務対話は両国経済の疎通を広げようという意味で2006年から年次会議として開かれたが、独島(ドクト、日本名・竹島)や過去の問題を中心に両国間の外交葛藤が深まり、現政権に入って中断された。
両国副首相は会談後、共同声明文を出し、「政経分離原則に基づき経済協力を強化しよう」と強調した。まず世界経済の沈滞リスクを克服し、成長動力を拡充するためには、構造改革が必須という認識で一致した。▼少子高齢化▼貯蓄の投資還流▼中小・ベンチャー企業の活性化--など共通の関心事案についても、お互いベンチマーキングし、協力することにした。これとともに域内包括的経済パートナー協定(東アジア包括的経済連携=RCEP)と韓日中自由貿易協定(FTA)交渉の進展のために共同で努力することにした。