韓国海軍、別機種に砂袋載せて実物評価?…次世代ヘリに選定
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.22 10:06
海軍が最新型海上作戦ヘリコプター「ワイルドキャット」(AW-159)を導入する過程で、実物を見ていない状態で虚偽の試験評価結果書を作成した後、ヘリコプター機種を選定したことが調査で分かった。
防衛事業不正政府合同捜査団(団長キム・ギドン検事長)は海上作戦ヘリコプターの試験評価結果書を偽造した容疑(虚偽公文書作成及び行使)で、海軍戦力分析試験評価団武器試験評価課長だった予備役大佐イム容疑者(51)を拘束、起訴したと21日、明らかにした。防衛事業庁海上航空機事業チーム所属だった予備役中佐ファン容疑者(43)と同じチームの現役中佐のシン容疑者(42)も拘束、起訴された。
海上作戦ヘリコプター事業は、海軍が2010年に韓国哨戒艦「天安」爆沈事件をきっかけに北朝鮮潜水艦に対応する対潜戦力を強化するために緊急推進した。従来の対潜ヘリコプターのリンクス(Lynx)に代わる最新ヘリコプター20機の導入を2011年8月に決めた。リンクスは滞空時間が短いため作戦半径が制限され、探索装備も十分に搭載できず、効果的に作戦を遂行するうえで限界があるという判断に基づくものだった。