<成完鍾リスト波紋>洪準杓・李完九、在宅起訴へ…証拠隠滅容疑は除外
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.21 10:06
検察が成完鍾(ソン・ワンジョン)元京南企業会長から裏金を受けた容疑で洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶尚南道知事と李完九(イ・ワング)前首相を在宅起訴することを決め、今後、激しい法廷攻防が予想される。洪知事と李前首相のほか、「成完鍾リスト」に名前が書かれていた政・官界6人に対する捜査にも弾みがついている。
検察などによると、京南企業関連疑惑特別捜査チームは洪知事と李前首相に対する補完調査が終わったことで、金鎮太(キム・ジンテ)検察総長の裁可を経て近く在宅起訴することにした。捜査チームの関係者は「2人に対する(犯罪)時点と場所の特定が終わった」とし「洪知事に対しても前例と基準などを考慮し、拘束しないことにした」と述べた。捜査チームは控訴状に時点や場所を具体的に示さず、公判過程で公開する計画だ。
洪知事と李前首相の側近の懐柔疑惑に関し、捜査チームは「(2人の)直接的な関与があったかどうかは不透明な状況」と述べた。証拠隠滅容疑は適用しないという意味だ。また捜査チームは成元会長側が渡したとされる裏金の金額により包装方式が変わった点を確認したという。洪知事の1億ウォン(約1100万円)と李前首相の3000万ウォンが違う形で渡ったということだ。しかし一部の報道とは違い、李前首相に伝えられたという裏金は「ビタ500」飲料の箱とは関係がないと、捜査チームの関係者が伝えた。