サムスン電子、IoT統合プラットフォーム「ARTIK」公開(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.05.14 10:20
サムスン電子がモノのインターネット(IoT)生態系の主導権を握るための具体的な青写真を描き始めた。“ヒドゥンカード”はIoT統合プラットフォームである「ARTIK」だ。「Articulate(関連する)」を基にした言葉で、だれでも利用できる開放型プラットフォームだ。サムスン電子戦略革新センター(SSIC)のソン・ヨングォン社長は12日にサンフランシスコで開かれた「モノのインターネットワールド」の基調演説でこうした内容のARTIKを全世界に公開した。
ARTIKの核心はこの日公開した超小型モジュール3種だ。IoTプラットフォームがしっかりと具現されるためにはスマートフォンとウェアラブル機器だけでなくテレビ、生活家電、照明、自動車まですべてひとつのプラットフォームで連動しなければならない。このためには機器間の互換を可能にする装置が必要だが、サムスンのモジュールがこの役割をする。アプリケーションプロセッサー(AP)とメモリー半導体、通信チップ、各種センサーなどがひとつにまとめられた形態だ。簡単に言えばだれでも容易にモノのインターネット機器を作り生活に利用できるようにするIoT部品だ。